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献血in八王子キャンパス

2022/06/29
 
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先日、本学八王子キャンパスで実施された献血に実際に参加して来ました!現在の日本では医療の進歩が進んでいますが、血液に代用されるものについては、赤血球と血小板の役割を担えるものがまだ開発されていない為、献血は必要不可欠です。今回の学内献血は6/14(火)と15(水)の2日間実施され、申込者数は各92名と85名、実施人数は68名と74名、2日間計142名でした。これは最盛期である2018年前期の161名に迫る勢いです。そして献血当日、日本赤十字社の大原さん、そして本学学生自治会常任委員会(以下自治会と記)の菅村さんのお二方にお話を伺ってきました。本記事ではお二方のお話、献血時のアンケート結果、そして私自身の献血体験記を記していきます。

まずは自治会の菅村さんのお話と主なアンケート結果から。

学内で献血を実施することで、気軽に参加し、より身近に感じてもらうことで、学内外での献血に限らず、学園祭での募金活動をはじめボランティア活動や募金活動等の社会貢献活動への参加のハードルを低くすることが狙いだそうです。この狙いを達成することで皆さんがより充実した学生生活を送り、卒業後も社会に必要とされる人材になってもらえたら本望だと仰っていました。

 

献血アンケートの集計結果を参照すると、過半数の人が献血や社会貢献に対して前向きな姿勢でいることが伺えます(※学内外の社会活動参加意識に対する質問は2日目のみの回答結果)。また献血時の痛みは人によりまちまちみたいです。

 

冒頭でお伝えした通り、私自身も献血を実施してきましたので、以降はその体験記を綴っていきます。因みに献血は200ml枠と400ml枠があり、200ml枠では男性は45kg、女性は40kg、400ml枠では男女ともに50kg以上ないとできませんので気を付けましょう。今回は200ml枠で参加してきました。

まず受付で昨夜の睡眠時間や最後に食事をした時刻や健康状態について軽く聞かれました。睡眠時間が極端に短かったり朝食を抜いたりしていると献血後の体調を心配されて献血できませんので、次回以降の献血を検討されている方は、前日はしっかり食べてしっかり寝たうえで、朝食を抜かないようにしてください。

受付を終えたら次はタブレット端末での質問回答と腕の痺れチェック(シーフテスト)です。痺れていても献血はできますが、その場合は看護師の方々にお伝えください。

続いて問診。先ほどの質問や当日の健康状態、体の目立つ外傷について再確認を行います。小さなものであっても外傷があると献血できません。輸血を必要としている方々には雑菌に対する免疫が無い方もいます。献血する側の人間に外傷がありそこから血液に雑菌が入り込むと、輸血の際に雑菌を体に入れてしまう可能性があります。因みに私は初日の朝、ささくれが剥けるという事故が起きた為一度帰されています。傷口消毒はあまり良くないですが、傷口にアルコールを当てた時に沁みなければ問題ないそうです。問診含め、前途のタブレット端末や受付での質問にはすべて正直に答えるようにしましょう。

問診が終わったら採血をする腕の確認と血液検査です。血液検査は献血に使わない方の腕の中指が軽く刺されますがそこまで痛くはありませんでした。その場で確認されるのは血液型ですがより詳しい検査もされるようで、希望すれば診断結果を後日郵送してくださいます。体が冷えていると血管が細く見にくくなるので、肘まで袖が捲れる程度の上着があった方がいいです。

 

いよいよ献血本番です。血管が細かったり体が冷えていたりすると血管を探り当てるのに少々時間を要します。人によってはその過程で少しばかり腕が痺れるかもしれませんが、数分もすれば治まるでしょう。針を入れるときの痛みはインフルエンザの予防接種未満です。

血を抜かれるとき、最初の数秒だけですが、何かに置いて行かれるような気分に呑まれました。血を抜かれている訳ですから多少は感情が沈むのは仕方のないことでしょうが、普通に生活を送っているだけでは中々味わうことのない新鮮な気分でした。

針を抜かれるときの痛みは入れる時とさほど変わりませんから、心配はしなくていいでしょう。

無事に献血が済んだら気分と体調が落ち着くまで暫く休憩させてくれます。お菓子やジュースが沢山貰えます。自身の血液が少し不足気味であるからか、そこで頂いたリンゴジュースはいつもの数倍は美味しく感じられました。

献血終了後、事務手続きを一通り済ませたら全工程完了です。40分から一時間程度でさっくり終わりますので、授業の空きコマで参加できます。運が良ければけんけつちゃんに会えるかもしれません。

献血のメリットと注意事項になります。まずメリットは大きく、

・社会貢献ができる

・血液検査ができる

・ジュースやお菓子、キーホルダー等が貰える

・その日のご飯が美味しくなる

の4点です。今回は上記の他に、完全防水のワイヤレススピーカーを頂きました。

大事な注意事項は

・質問には正直に答えること

・直近は医療機関のお世話にならないこと(予防接種、歯医者なども含む)

・健康的な生活をすること

・冷やしたり傷を作ったりしないこと

この4点ですが、特に一番上は厳守しましょう。

 

では最後に、日本赤十字社の大原さんからの献血の現状についてのお話です。

コロナ渦の影響で4月以降、西多摩の方では企業や大学で献血できるようになっていますが、都内では各企業のテレワークが進んでおり、献血が厳しい状況にあるそうです。O型とB型については特に在庫が沈み込んでいる状態で、大学で多くの方に来ていただけることは非常に助かるとのことです。西多摩の方は企業の方も献血にかなり協力的で西多摩の方の大学でもほとんど実施しており、繰り返しになりますが多くの学生さんの協力に感謝していますと、お話されていました。

次回は11月に、再びキャンパス内で献血を実施するそうです。今回参加できた方もできなかった方も、是非参加してみてはいかがでしょうか?

 

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