WA-K.proの家具コンペを取材しました!
初めまして、おぐです!先日WA-K.proの家具コンペを2日間にわたり取材させていただいたので紹介していこうと思います。皆さんに役立つ情報を届けられるように頑張って書いていきます!
まずWA-K.proってどんな団体なの?という方のために簡単な説明から入ろうと思います。WA-K.proは「建築って何?」をテーマに活動している学生プロジェクトです。授業では経験できない建築に関係することを学ぶことができ、なんと工学院の建築学生の3人に1人が所属しています!今回は二回にわたって取材させていただきました!
↑代表の依本晃希さん
取材1日目 5/24
この日は家具コンペの簡易発表と設計を行っていました。今回のテーマ、『優しい照明』のアイデアが教室のいたるところから聞こえてきました。簡易発表ではどの班も面白いアイデアを持っていたので、聞いていて楽しかったです😀
そんな数ある班の中で今回は7班に密着取材をさせていただきました!
↑7班の班長 長谷川諒さん
7班の考えた優しい照明はどのようなものでしょうか?
長谷川さん「今回のテーマで、私たち7班は精神・身体にやさしい照明というコンセプトを基にしました。日本の問題を考えたときに自殺が多いという問題があり、そのひとつの要因として照明(光)や日照時間との関係性があることがわかりました。そこで暖かい光で空間を優しく包み込むような照明を作るという計画を立てました。
素材は木や和紙を使い、形は尖りのない円形に近い多面体(曲線)を考えています。また木を使う際、均等なものではなく、流木のような少し変わった木を使うことで自然さを演出できたらなと考えております。
そして特徴として現段階で実現するかは定かではありませんが、テンセグリティを使いたいと考えています。テンセグリティ(tensegrity)とは、”張力”という意味のテンション(tension)と”統合”という意味のインテグリティ(integrity)を掛け合わせた造語で、かたい素材と柔らかくて引っ張る素材のバランスが取れると、互いが触れ合わずとも安定する構造です。」
どの班も簡潔ながら、わかりやすく自分たちの発想を語っていました。会場の雰囲気も柔らかくてリラックスして聞くことができました。
取材2日目 6/6
この日は家具コンペの発表会でした。発表会当日はどの班の方も緊張感をもった面持ちでしたが、自分たちの意見を伝えようという気持ちがとても感じられました。発表した班の”優しい”のコンセプトがさまざまで、そのような考え方もあるなと考えさせられました。また、作成された照明はフォルムや材料、照明の土台にもこだわっているものが多かったです。出席された先生方も改善点を提示しながらも好評でした。
密着させていただいた7班班長の長谷川さんと会長の依本さんに感想をお伺いしました。
長谷川さん「作業時間が短かったこともあって、最初中間報告で自分たちが構想していたものとはだいぶ違うものができてしまったのですが、1年生をはじめとした班のみんなとアイデアを出しながら試行錯誤して、最終的に良い作品ができてよかったです。
建物の設計と照明の設計は違うと思いますが、床の光の当たり方だったり表面の光の当たり方だったりと、光の新たな一面を知ることができたことは将来住宅建設の仕事に役立っていくのではと思いました。」
依本さん「3週間にわたって教室で案だしを行い、6月に入ってから3,4,5,日の三日間で照明を作ったうえ、構造が複雑だったので想定したよりも作業時間が必要だったなと感じました。各班の発表を聞いて、先生方が印象に残った案はチョウチンアンコウやほおずきなどの奇抜なデザインが多かったが、実用的な案も同様に魅力的でした。自分の班、10班の32面体を使った照明もまあまあ綺麗にできたのではないかと思います。」
私も建築学生なので、今回の家具コンペは聞いていてとても楽しかったです!テーマを様々な視点で見ることの大切さを知ることができてよかったと思います☺
WA-K.proが気になった方はぜひツイッターやインスタものぞいてみてください‼